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シリーズ ゴルフ100年の革新 – パート3 グリーン 

2019年12月26日
Filed under: GYKニュース — gyk_writer @ 9:00 AM

タフな芝草の取扱い:

Toro社初のグリーン用モアは1923年に発売された、人力の「Toroスタンダード・パッティング・グリーン」でした。当時グリーンに使われていたプレミアム種である、クリーピングベントグラスに対応するため特別に製造された、業界では初のローラータイプのグリーンモアでした。また南部でよく使われたバミューダ芝も簡単に刈る事ができました。Toroパッティング・グリーンモアは動力付グリーンモアが登場するまでの間、20年以上に渡って業界のスタンダードを担いました。一時期、モーター動力のモアが出てきましたが、1950年には生産終了になっています。

先取りのアイデア:

Toro社の革新がいつも成功していたわけではありません。1928年に出した最初のオール電動グリーンズモアもその1つでした。デトロイト新聞社は「芝刈り機における最も先進的なアイデアの1つだ」と唱えましたが、1920年代、世間では電動への関心が高まっていなかったように、コンセプトとしては数十年早いものでした。多くのゴルフ場では、グリーン近くに電源設備がない、という現実的な理由もありました。電源コード付きの芝刈機に電力供給するには、ポータブル発電機を使用するか、近くのトラクターから電源を確保しなければいけなかったのです。

Toro社長ジョン・サムエル・クラパー氏が機械に取得した特許には、電動カッティングリールのデザインも適用されていました。クラパー氏がもたらした多くの技術革新はとても実用的であり、Toro社のビジネス変革を後押ししました。彼は16の米国特許を保有しており、技術革新に対して特許保護を求めない立場をとっていました。

 

グリーンモアの未来:

2012年、Toro社はグリーンズマスターeFlexシリーズを発表しました。初のリチウムイオンパッテリーを積んだ歩行型グリーンモアで、一回の充電で標準的なグリーン9面を刈る事が出来ました。その後すぐにToro社は業界最先端である、オール電動の乗用グリーンモア「ToroグリーンズマスターeTriflexシリーズ」の開発に着手しました。油圧を使わない画期的な設計が2019年2月に発表され、走行/操舵/昇降/カッティング部の全てに電気コンポーネントが使用されています。従来のエンジン/油圧モデルと比較して、静かでランニングコストが低く、新型eTriFlexモデルは期待通りにオイル漏れの心配が完全に無くなりました。

 


 

 

 

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