コンピューターやAIの発達で、社会は大きな時代の節目を迎えると言われており、当社も例外ではありません。この時代を乗り切るために、自ら考え、率先して動けるような企画力・行動力のある方を求めています。
これまでのトップダウンの体制から、若い人の意見を取り入れるボトムアップの体制へ、創業から60年の時を経て、当社も変化の時を迎えています。私たちと一緒に、これからのゴルフ場用品株式会社を牽引してくれるような、若いリーダーを育てていきたいと考えています。
当社は、世界で圧倒的なシェアを誇る芝刈機・芝生管理機器メーカーであるTORO社(本社:アメリカ)の製品の総合代理店です。芝刈機や散水設備の販売からメンテナンスをはじめ、芝生のトータルサポートを手掛けています。これまで日本全国にある約2,000カ所のゴルフ場と契約し、サッカー場や競馬場、野球場などを中心に展開してきました。近年では校庭などの芝生化・緑化事業にも力を入れ、大人やスポーツ選手だけでなく、未来を担う子ども達にも芝生の良さを伝えていきたいと考えています。
芝生を美しく保つには、繊細できめ細やかな技術と知識が必要とされ、正しい芝の刈り方、適切な散水のノウハウが不可欠です。ゴルフ場にはグリーンキーパーという芝の管理を専門とする方々がいらっしゃいますが、私たちはその方々と協力し、TORO社の高性能な芝刈機や高精度散水システム、そして60年培ってきたノウハウを最大限に活かしながら、一年中美しい「緑の舞台」を維持できるよう努めています。また、ゴルフトーナメントは「緑の舞台の最高峰」です。世界基準のノウハウで国内のトーナメントサポートを多数手がけていることは、私たちの誇りです。
当社の会社理念のひとつに「お客様がつきあいたいと思う会社」があります。そのためには、時代やお客様のニーズの変化を捉えながら、攻めの経営を実践していく必要があります。当社の60年の歴史の中にも、バブルの崩壊や阪神淡路大震災や東日本大震災といった地震・天災など、様々な困難がありました。それらを乗り越えて、現在まで黒字経営を続けてこられたのは、社員全員のチームワーク、そして攻めの経営があったからです。関西から関東へ、そしてゴルフ場以外の緑化事業へと、事業の拡大や変化にチャレンジし続けているからこそ、今の私たちがあります。これからもその精神を忘れずに、新しく迎える方と力を合わせ、共に成長していきたいと思います。
ヒートアイランド現象への対策として、街中の緑化事業が広がる中で、特に全国の学校で校庭緑化事業が活発化しています。
校庭の芝生化は児童のケガ防止や運動促進につながるだけでなく、環境面ではヒートアイランド現象の軽減や砂塵の防止、夏場の体感温度を下げる効果などが期待できます。さらに、芝生の手入れを通して地域のコミュニティの場としての効果も期待できます。公共施設では、ゴルフ場のようなシビアな芝生の管理が難しい面がありますが、当社は長年培ってきた芝生の知識を活かし、校庭の芝生化の提案から管理機械、設備の導入、芝生化工事の技術提供を行っています。