芝生を長くよい状態で維持管理するためのお手入れには、散水、施肥、芝刈りが必要になります。
芝生の導入時には、散水設備も同時に設置を済ませておいてください。
造成後の導入は、人にも芝生にも負担が大きくなります。
お勧めするのは、スプリンクラーをグラウンドの数か所に埋め込み、
タイマーで夜間に自動散水する方法です。
以下のようなメリットがあります。
- 水のやり忘れがなくなる
- 水やりの労力や時間がほとんどかからなくなる
- 芝生に再生力を与え、導入後や施肥後の散水効果が高くなる
- 夜間散水を可能にし、散水量(水を撒く量)を半分にできる
芝生が張られたら、芝生の状態にあった散水時間をタイマーで設定するだけです。特に播種後の散水は1日に数回行う事があります。
最適な散水設備はこちらからチェックできます。
芝生に美しい緑を保たせるためには、肥料の配合、量、時期に注意して適切に施す必要があります。
単にたくさん施せばよい訳ではなく、与えすぎると「肥料焼け」を起こしてしまいます。
また、肥料を撒く時にムラがあると、芝生の色ムラや、部分的な生育不良、肥料焼けの原因になります。
必ず均等に、まんべんなく撒くようにしてください。
施肥の時期は、芝生が活発に成長する4月から8月までに、3回から5回くらい行います。
均等に、年に数度の施肥を行うのは時間的・体力的な負荷がかかります。
肥料散布機があれば、大幅に負担を軽減できます。
肥料散布機は芝張りと同時に使用する場合もありますので、早めの準備をお勧めします。
芝生は、こまめに刈るほど良い状態になります。
長さがそろって美しくなるだけでなく、芝生の成長を促す効果があるためです。
芝刈りによって、上方向への成長を止められると、芝生は横方向に成長しようとします。その結果、葉の密度が上がるのです。
逆に、長期間放置してから芝刈りをすると、緑の葉の部分をたくさん刈り取ってしまい、光合成ができなくなってしまいます。
また、茎と葉の間にある、成長に大切な役割を果たす部分まで刈り取ってしまうと、枯れてしまうことさえあります。
芝生が活発に成長する期間には、出来るだけこまめな芝刈りを欠かさないようにしてください。
芝刈りは、早ければ芝張り後2週間後には必要になります。
性能のよい芝刈り機があれば、大幅に負担を軽減、仕上がりの美しさを向上できます。
肥料散布機、芝刈り機の選定は、面積や芝生の条件で選ぶ必要があります。
導入については管理機械導入チェックから、条件に合ったご提案が可能です。