芝生の導入には、次のステップをご検討ください。
まずは、芝生化する部分の面積を把握しなければなりません。
それには、どこを、どんな状況や用途で芝生化するかの検討が必要です。
希望場所として「グラウンド」、「中庭」など。
用途として「本格的に校庭全体」、「遊具のある場所」、「テストケースで少しだけ」など。
緑化に使われる芝生は、主に次の2種類に分けられます。
・夏場の暑さに強いが、冬場は枯れてしまう「夏芝」
・冬場にも緑が美しいが、夏場の暑さに耐えられない「冬芝」
これらのバランスを考え、それに合った植え方・育て方を考えることが重要です。
芝生の選定は豊富な知識とノウハウが必要です。
正直なところ、①芝生化の範囲と合わせて、予算や条件に左右される場合が多いため、
最終的にはプロに納得できる提案をさせる方が現実的でしょう。
水やりの仕組み…散水設備は、芝生導入時に考慮しておくことで、
後からの運用費用や労力を、大きく抑えることができます。
近年は温暖化の影響により、乾季が長く続き、芝生を枯らしてしまうケースが増えています。
芝生は一度枯らしてしまうと、再生までに多くの費用と数ヶ月におよぶ長い時間が必要となります。
また、芝生化の後に散水設備を導入する場合は、一度根付いた芝生を切り、
施工した上で芝生を張りなおす作業が必要になります。
芝生に大きなストレスを与える事になりますので、芝張り後の芝生養生が必要になり、
再生の手間がかかります。散水設備は必ず、芝生化と同時に導入することをお勧めします!
散水設備の導入については散水設備導入チェックから、条件に合ったご提案が可能です。
芝生の造成には3つの方法が一般的に知られています。
■芝張り(しばはり)
長いマット状や、四角にカットされた芝生を張る、一般的な方法です。
メリット : 短期間で芝生化できる。
デメリット: 整地などに費用がかかり、芝生の品種も限定される。
早めの更新作業が必要となる場合がある。
■苗芝(なえしば)
芝の茎を細かく切った苗を植え込む方法です。注目されている鳥取方式もこの方法です。
メリット : 踏みつけられたり、擦り切れたりしにくい。
導入コスト(材料・施工費)が抑えられる。
デメリット: 特定の品種の芝生を使わなくてはならない。
■播種(はしゅ)
芝草の種を蒔いて、育てていく方法です。
メリット : 導入コスト(材料・施工費)が一番抑えられる。
様々な芝生の品種が選べる
デメリット: 春先と秋口以外に行う場合は高いノウハウが必要。
成長までの期間が長く、気象条件の影響も受けやすい。
導入には、期間・条件・予算などを考慮して、最適な組み合わせを計画してください。